裁判員裁判体験レポート~序章~

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裁判員制度

平成21年5月21日から裁判員制度が始まりました。
裁判員制度とは、国民のみなさんに裁判員として刑事裁判に参加してもらい、被告人が有罪かどうか、有罪の場合どのような刑にするかを裁判官と一緒に決めてもらう制度です。

ただ、基本的に選ばれる人は低確率であると思われるため、記憶の片隅にも残っていないことがほとんどでしょう。

私も完全に忘れていた。

そんな私が裁判員を務めさせていただいた内容を憶えている範囲で書き留めておく。

序章 最高裁判所からのラブレター

–2014年11月13日(日)回想–
いつものように軽い気持ちで開いた家の郵便受け。

私:「なんか今日は分厚いの入ってんなぁ。」

少し違和感を持ちながら封書を確認する。
宛先:私
差出人:最高裁判所

私の記憶の中では、私は善良な国民であり、犯罪を犯した記憶やら訴えたれるようなことをした記憶もないのだが、”最高裁判所”のフレーズは個人的にかなりのインパクトがあり、しばらくその場でフリーズした。

放心していても仕方がないので気力を絞り、家に向かうエレベータに乗り込みつつも封を開ける。
もう少し冷静に封書を見ればすぐに気が付いていたであろうそれは、「裁判員制度」のそれであった。運がいいのか悪いのか。

開けて出てきた内容物は、DVD付きパンフと返信用封筒。

パンフを見ながら、とりあえず辞退できないかを確認するもどうやら厳しそう。
※DVDは面倒で結局現在でもみていない。
【辞退できる資格】
・70歳以上の人
・地方公共団体の議会の議員(ただし会期中に限ります。)
・学生、生徒
・5年以内に裁判員や検察審査員などの職務に従事した人、3年以内に選任予定裁判員に選ばれた人及び1年以内に裁判員候補者として裁判員選任手続の期日に出席した人(辞退が認められた人を除きます。)
・一定のやむを得ない理由があって、裁判員の職務を行うことや裁判所に行くことが困難な人
やむを得ない理由としては、例えば以下のようなものがあります。
・重い病気又はケガ
・親族・同居人の介護・養育
・事業上の重要な用務を自分で処理しないと著しい損害が生じるおそれがある。
・父母の葬式への出席など社会生活上の重要な用務がある。
・妊娠中又は出産の日から8週間を経過していない。
・重い病気又はケガの治療を受ける親族・同居人の通院・入退院に付き添う必要がある。
・妻・娘の出産に立ち会い,又はこれに伴う入退院に付き添う必要がある。
・住所・居所が裁判所の管轄区域外の遠隔地にあり、裁判所に行くことが困難である。

該当する人は返信してくださいと。
なるほど。どうやら私に返信用封筒は必要ないようだ。

現時点では、厳選なる抽選の結果、裁判員に選ばれるかもしれない裁判員候補(名簿に載った)になりましたよ。というご報告らしい。

ちなみに有効期限は翌年丸々1年間です。

【裁判員になる確率】
インターネットで調べてみたのだが、サイトによって数字があまりにも違うので参考程度。
① 裁判員候補(呼び出し名簿に載る)になる確率:約1/1000
② 裁判員選任に呼ばれる確率:未知数
③ 裁判員に選ばれる確率:約6/40
④ 補充裁判員に選ばれる確率:約2/40

上記は私なりに調べてみた結果なので、実際には違う部分も多々あるだろうし、わからないことも多い。
なんなら公式に数字を発表した方がいいと思うのだけど。

ではまず、①の確率はだいたい合っていると思われる。
ここまででもかなり都市伝説染みていてあまり散見されない。
でも数字だけみればそこまで低い数字じゃないので、次に名簿へ名を連ねるのは身近な人かも知れない。ちょっとしたら自分が!?とかね。
名簿に載るだけでもドキドキします。

②の確率について、これは本当にわからない。
地方ごとに事件の数も違うし、裁判員裁判になる刑事事件の数も違うだろう。
なんとなく、都心ほど呼ばれる確率は上がるのではないでしょうか。

③と④の確率について、これは私の体験した数値。
約40人ほどの人が裁判員の選任手続きに呼ばれ、
内、6人が裁判員。
内、2人が補充裁判員。
として選ばれた。分母が大切なのであえて約分はしていない。

裁判員と補充裁判員の差はほとんどないと言ってよいが、明確に違う点が2つ。

1つ目には、法廷での発言権。
裁判員は、法廷にて直接質問などをすることができるが、補充裁判員はこれができない。
必要な場合は、裁判員、または裁判官に代弁してもらうこと。

2つ目には、多数決の決定権。
これは説明すると長くなるので一旦割愛するが、法律で定められた多数決というものがあるらしい。

以上の確率から、裁判員になる確率を”個人的に推測”する。
まず、1/1000を引く。
次に未知数を引く。ただ、未知数では計算できないので、仮に1/2が選任に呼ばれると課程して進む。ここまでで1/2000

最後は定義の問題になるが、裁判員と補充裁判員を別物ととらえるか、同様ととらえるかだ。

個人的な考えとしては、”同様”と考え、8/40とする。
そうすると、裁判員制度に参加する確率は、約1/10000程度では?と考える。
余談だが、個人的に同様とした根拠は、日当が同じであるということから。

【裁判員の日当】
日当、交通費、宿泊費は必要に応じて支払われる。
日当の具体的な金額:
裁判員候補者⇒1日あたり8000円以内
裁判員及び補充裁判員⇒1日あたり1万円以内

高校生のアルバイト以下じゃないか!?と思うが、何もないよりは良い。
ちなみに、このお金は税金かと思いきや、最終的には被告人が払うことになるらしい。
ただし、例外として、被告人が払える見込みのない場合は結局税金から支払うこととなる。

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