裁判員裁判体験レポート~第2章~

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第2章 GET THE SAIBAN-IN

–2015年7月21日(火)回想–
選任当日。ここは霞が関の東京地方裁判所。

東京地方裁判所

とりあえずどうしたらいいかわからないけど、送られてきた地図を頼りに正面から入ってみる。
今のところわかっているのは自分のロッカー番号や候補者番号が1番ってことだけ。

常にそわそわした状態をキープ。カエリタイ。
なんとなく記念にと正門前で携帯のカメラで写真を撮ろうとして守衛に怒られる。
出鼻をくじかれてくじけそうになりながらも、仕方ないので先日届いた書類一式を鞄に忍ばせ所定の会場まで向かう。

開場に付くと、係の人が入口で招待状を回収しており、変わりに1日入館証的なものを渡される。
なんなら門で欲しかったよ。こっちは手荷物検査されてドキドキ感増されてんすよ。
始まる前からグダグダで、席に着いた時には変な汗もかいていてホント帰りたかった。
っていうか、身分証も出してないけどいいのん?

やっと席に着くことのできた私の席は、長机の一番右前。まぁ1番ですから。
席にも付いていたし、置いてあったファイルにも1番が刻印されていて、ちょっと気持ち悪い。

時間までまだ10分程あり、本当に暇だったので、ファイル内容に一通り目を通し、
会場内の人数をだいたいで確認。
さすがに知らない人たちをじろじろ見るのは失礼だと思ったので、ざっくり数えてみると、だいたい40人くらいかなと。

独自に調べてきたデータではこの中から裁判員6人と補充裁判員2人を”厳選なる抽選”にて選ぶので選任が終わって解放される確率は約4/5。
ようするに80%で解放されるんだね。チョロイよね。
ここは考え方の違いだけど、20%を当たりと考えるか、ハズレと考えるか。
私の場合は、あまりやりたいとは思っていなかったので、
80%が当たり、20%がハズレと考えていた。

【選任日の流れ】
大前提として、裁判員になれる人は、衆議院議員の選挙権がある方(有権者)です。
これが無い人にはそもそも分厚い封書は来ないはず。
そして、めでたく選任手続きに呼ばれたら、
事件の概要説明を受け、
今回の裁判に関係する人たち(裁判官、検察官、弁護士)が登場し、
その後当日の状況アンケートを書き、奥で”厳選なる抽選”を行い発表。
そこで選ばれなかった人(番号が提示されなかった人)は残念ながらお役御免で感想アンケートに記入して解散。
選ばれた人は、その後残って裁判に備えてのお話しがあります。
感想アンケートの中には、今回選ばれなかったですがどういった気持ちですかみたいな、よくわからない質問もあり、事前にファイリングされていた1つだったので、なんて書こうかなぁと迷っているところで抽選結果の発表でした。

ディスプレイに番号が表示されつつ、係の人が読み上げる。

ここまでの緊張の一瞬はどのくらいぶりだったろう。
そして、1番と言うのが、探すまでもなく、本当に一瞬、一瞬で察知できる番号だと思い知ったのは初めてです。

裁判員に選ばれました。おめでとう私。さようなら私。
自分の置かれている状況が良くわからないことって久しぶりです。

さて、
呼ばれた人は奥の部屋へどうぞ。みたいな。
ちなみに、ここまでで終了した人の日当はだいたい5千円弱です。オツカレサマデシタ。
私たちはこれからハジマリマス。

終わるどころか始まってしまった私は奥の部屋へ。

別室には宣誓書が置かれていて、署名、捺印して裁判員、補充裁判員全員が裁判官、検事、弁護士の前で読み上げる。
なんだろう。私は今何をしているんだろう。あまり現実味の無いまま、今度は裁判官の方々と別室(評議室)へさらに奥の専用エレベータを使用して移動。

裁判官(男性2人、女性1人)裁判員(男性3人、女性3人)、補充裁判員(男性1人、女性1人)。
年齢層も20代~40代と言ったところか。
なかなかにバランスのとれた編成は本当に”厳選なる抽選”だったのか。
結局、これについては今も謎のままだ。
そのうち仲良くなった判事に聞いてみたいと思う。たぶん教えてくれないけど。

そして、まずはみんなの呼び方について、最初のお仕事だね。
個人情報保護の観点から、このまま番号で呼び合っても良いし、仮名や記号、はたまたどうぶつの名前で呼び合っても良いそうだ。
が、
裁判長曰く、
「過去にどうぶつの名前でやったことがあるが、いい大人が、きりんさん、ぞうさん、パンダさんとかで呼び合っているのは流石に厳しかった。」とのこと。
まぁ、そりゃそうだわな。結局満場一致で姓で呼び合うこととし、選ばれた気持ち的なものを聞かれ、次の日からのスケジュールを軽く説明されて解散した。

この日覚えたこと。
・評議室の冷蔵庫の中身は、自由に飲んでよい。無くなったら補充される。(飲み放題。)
・テーブル(長机)にはお菓子がたくさん用意されていて、自由に食べてよい。無くなったら補充される。(食べ放題。)
・関係者専用の喫煙所がある。
・どうぶつの名前で呼び合うのは無理がある。(私が呼ばれるならライオンさんがいいな。)

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